国土はヨーロッパ大陸とアジア大陸にまたがり、北の黒海と南のエーゲ海・地中海を繋ぐボスポラス海峡・マルマラ海・ダーダネルス海峡によって隔てられる。アナトリア半島は中央に広大な高原と海沿いの狭小な平地からなり、高原の東部はチグリス川・ユーフラテス川の源流である。東部イラン国境近くにはヴァン湖とアララト山がある。国内最高所は標高5166mである。
気候帯は内陸は冷帯気候・ステップ気候で夏は乾燥し、冬は寒く積雪が多い。地中海沿いなど海に近い部分は地中海性気候で、オリーブなどの生産が盛んである。
トルコは国内に多くの断層をもつ地震国であり、1999年にはイズミルからイスタンブルにかけてのマルマラ海沿岸の人口密集地で大規模地震が起こり、大きな被害を受けた。
[編集] 主な都市
トルコの都市人口率は2003年時点で66.3%であり、世界平均より20ポイント高く、比較的都市への人口集中が進んでいるといえる。三大都市圏として2大陸にまたがるイスタンブール(都市的地域人口955万5000人、2003年)、首都アンカラ(372万9000人)、港湾都市イズミル(229万9000人)が挙げられる。都市的地域人口が100万人を超える都市は、ブルサ、アダナ、同50万人を超える都市は、ガズィアンテプ、コンヤ、アンタルヤ、ディヤルバクル、イチェル、カイセリである。このうち、アナトリア高原など山岳部に位置する都市は、アンカラ、ガズィアンテプ、コンヤ、ディヤルバクル、カイセリ。国の東部には小規模な都市が目立ち、特に東北部、または黒海沿岸には都市への人口の集中があまりみられない。
アダナ
アンカラ
アンタキヤ
ボル
イスタンブル
イズニク
イズミル
ヴァン
エディルネ
エルズィンジャン
カイセリ
ガズィアンテプ
カルス
コンヤ
サムスン
スィヴァス
トラブゾン
ブルサ
ベルガマ
ギョレメ