南アフリカ共和国
南アフリカ共和国(みなみアフリカきょうわこく)、通称南アフリカ、略称南ア(なんあ)は、アフリカ大陸最南端に位置する国。ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク、スワジランドと国境を接し、レソトを囲んでいる。首都はプレトリア。イギリス連邦加盟国。
鉱物資源に恵まれる金やダイヤモンドの世界的産地である。過去に人種差別の政策である「アパルトヘイト」があったことでも知られる。
民主化後の経済発展も注目されている。従来のBRICs(ブラジル (Brazil) 、ロシア (Russia) 、インド (India) 、中国 (China) 、sは複数形)に加え、BRICSとしてSが南アフリカ (South Africa) を表す用法も定着しつつある。 また、BRICsからロシアを除いて南アフリカを加えたIBSAC (India, Brazil, South Africa, China) という用語が、G7でイギリスによって提唱されたこともある。
近年、貧困、安価な武器の流入などにより急速に治安が悪化している。大都市郊外においては車両による移動ですら危険である。空港からのタクシーも、事前に電話で予約した車両を利用した方が無難である。
主要産業
農業は畜業、とうもろこし、柑橘類、その他の果物、小麦、砂糖、羊毛、皮革類。
鉱業は金、ダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、石炭、銅、クロム、マンガン、石綿。 石油の産出は無い。
工業は食品、製鉄、化学、繊維、自動車等。豊富な鉱物資源を誇り、特に金は世界の産出量の半分を占める。この豊富な産金力を背景にクルーガーランド金貨を発行していたが、現在は限定品としてのみ僅かに販売されている。
近年、ダイムラー・クライスラー社が、ダーバン市内に自動車製造工場を建設。メルセデス・ベンツCクラスの右ハンドル車の製造・出荷を開始した。これらの車両は主に、日本やイギリスに輸出している。またBMW、フォルクスワーゲンや日産自動車なども輸出拠点として同国に工場を置いている。なお、これらの拠点は東海岸のポートエリザベスに多く存在している
2005年GDPは4.9%(増?)と好景気が安定的に持続している。南アフリカ共和国の通貨、ランドも2003年来、対米ドルで上昇傾向にある。現在日本国内で南アフリカランド建ての外貨預金を商品化しているのはスタンダードチャータード銀行とイーバンク銀行の2行。
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