言語
公用語はアフリカーンス語、英語、バントゥー諸語(ズールー語、コサ語、ぺディー語、ソト語、スワジ語、ヌデベレ語、ツォンガ語、ツワナ語、ヴェンダ語)の11言語。国内で最も多くの人に話されている言葉は東部で話されているズールー語であるが国内人口比22%程度である。アフリカーンス語はオランダ植民地時代にオランダ語と現地の言葉が融合した言語で西部の広い地域で話されている。大多数の部族によって話されている言語というものがなく、各部族によって言語が異なっているため、イギリスの植民地時代に普及した英語が共通語的役割を果たし国会でも英語が使われている。
人種・宗教
人種の割合は黒人 (77%)、白人 (9.5%)、カラード(混血、9%)、インド系 (3%)。白人の多くは、イギリス系とアフリカーナーに二分される。
宗教は8割の国民がキリスト教で残りは、ヒンドゥー教、イスラム教、などである。
南アフリカ共和国におけるエイズの状況
南アフリカ共和国のHIV陽性率は成人の約20%(1999年)と大変に高く、2010年までに国民全体の平均寿命は40歳以下に低下すると予想されている。感染経路として成人は性交渉による感染が多く、子供は母親から胎児の時にうつされていることが多い。しかし、最近医療現場での注射針の使い回しや輸血が原因ではないかという説が出ている。
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