【ワガトゥグ15日AFP=時事】ブラジルのルラ大統領≪写真≫は15日、アフリカ歴訪の最初の訪問国ブルキナファソで、アフリカ大陸でのエネルギーへの参入を民主化するため、バイオ燃料革命に参加するようアフリカに呼び掛けた。
ルラ大統領は民主主義と開発に関する国際セミナーで演説し、「アフリカの経済的、社会的なニーズに応えられる新たなエネルギー源を付け加える必要がある。エタノールおよびその他のバイオ燃料で、われわれは気候変動の影響と闘うことができる。気候変動は貧しい国に最も影響を及ぼす」と訴えた。
ルラ大統領は同日、西アフリカのブルキナファソ入りした。大統領はコンパオレ同国大統領と会談するほか、コンパオレ大統領の同国指導者就任20周年を祝う式典に出席する。コンパオレ氏は1987年10月のクーデターで実権を握り、マルクス・レーニン主義を放棄して民主主義を導入した。
ルラ大統領は16日に次の訪問国コンゴ共和国の首都ブラザビルに飛び、17日に南アフリカを訪問する。南アではインド、ブラジル、南ア3カ国の第2回首脳会議に出席する。同大統領は18日のアンゴラ訪問で、今回のアフリカ歴訪を締めくくる。