1.外交
(1)1994年5月の全人種参加型選挙によるマンデラ政権誕生後、同年中にアフリカ統一機構(OAU)及び南部アフリカ開発共同体(SADC)への加盟、英連邦への再加盟を果した他、国連総会の議席を20年振りに回復。
(2)基本的外交方針は、(イ)南部アフリカ及び他のアフリカ諸国との政治的連帯及びSADC等を通じた経済的協力関係の強化、(ロ)国連等の国際機関を通じた平和・民主主義・人権擁護への貢献の重視、(ハ)政治・経済・開発等の重要分野における欧米諸国や日本とのこれまでの協力関係の維持・発展、(ニ)アジア諸国や中東諸国等との新たな経済関係の強化。
(3)南アは、アフリカ地域のリーダーとして外交面でもリーダーシップを発揮しており、コンゴ(民)、コートジボワール、スーダン、及びブルンジにおける紛争解決や平和の定着にも積極的に取り組んでいる。また、2002年8月~9月には持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)の開催国となった。
(4)ムベキ大統領は2000年の九州沖縄サミット以降G8首脳と途上国首脳との対話に毎年出席しており、アフリカのみならず、広く途上国の代表として行動している。
2.軍事力
(1)兵役 志願制
(2)兵力 常備軍 55,750人
(陸軍36,000人、海軍4,500人、空軍9,250人)
非常備軍 約68,000人
<外務省>
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